「老後資金が3000万円いるとか言うけど、そんなの絶対無理じゃん!」
老後資金は2000万必要だの3000万円必要だの言われていますが、年金制度がどうなるかわからない以上、より多い金額を貯めておきたいところです。
でも、「3000万は無理」
そんなあなたに向けて、今回は老後資金3000万円を貯めるために知っておきたいお金の知識を紹介します。
「貯金」「節約」だけでは正直、限界があります。
お金の知識を蓄えて、老後資金3000万円を実現させましょう!
目次
老後資金3000万円は普通にやったら無理か?
老後資金3000万円は高収入の人なら可能かもしれませんが、平均収入では厳しいのが現状です。
働いたお金を貯めていくだけでは実現が厳しいので、投資・資産運用の知識を知っておく必要があります。
これを知っているか知っていないかであなたの老後は大きく変わります。
投資の効果を金融庁のページを参考に解説していきます。
投資期間と複利で実現
金融庁の投資に関するページを見ると投資期間と複利効果の関係というのものが掲載されています。
以下の画像をご覧ください。
投資リターン年10%と想定した場合というやや厳しい条件ですが、複利の効果で投資元本の2倍以上の金額になっていることがわかります。
投資元本100万円に対して、259万円になっています。
年10%は条件的に厳しいとして、年5%なら実現可能であり、15年運用すれば、資産を約2倍に増やすことができます。
貯金で3000万円貯めるには3000万円のお金が必要になるわけですが、年5%の運用をしていくと、15年で1500万円を3000万円にすることができるわけです。
どちらの方が難易度が低いかは明白です。
老後3000万円のために知っておきたいサービスのメリットと欠点
老後3000万円を生み出すためには「貯蓄」と「資産運用」を両立させていく必要があります。
貯蓄はすでに行なっている人も多いかと思いますが、資産運用はあまり行なっている人が多くはありません。
先ほど紹介したように資産運用は重要なので、ここでいろんな制度やサービスを知っておきましょう。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーはロボットが自動で運用してくれるサービスです。
自動で運用してくれるので、初心者にとってはかなりやりやすく、投資の際にやるべきことは口座にお金を入れるだけ。
長期投資が基本で、15年〜20年以上運用していきます。
ロボアドバイザーのメリット・デメリットが以下の通りです。
- ロボットが自動で運用してくれる
- 月々自動で積立設定でき、積立をやめることができる
- 運用資金をいつでも引き出せる(できれば、引き出さない方がいい)
- 年1%ほどの手数料が掛かる
- 投資の知識が豊富な人はロボットの運用では物足りなくなる
が主なロボアドバイザーで、10万円用意できる場合はウェルスナビ、それ以下で始めたい場合はTHEOというイメージ。
ウェルスナビはDeTAX(税金最適化機能)があるので、そこは1つ大きな利点です。
iDeCo
iDeCoも注目されている私的年金制度。
制度への加入は任意。自分で申し込み、掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。
メリットとデメリットをまとめました。
【iDeCoのメリット】
- 老後の給付金を増やすことができる。
- 月々5000円から設定できるので、気軽さがある
- 掛金額は1年に1回変更することができる
【iDeCoのデメリット】
- 60歳にならないと引き出すことができない
- 掛金は変えれるが、やめることはできないため、家計が圧迫された時に苦しくなる
iDeCoに関して詳しくはこちら(公式サイト)からご覧ください
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングはファンドにお金を貸すことによって、その利回りを得ることができる投資です。
メリット・デメリットをまとめました。
【ソーシャルレンディングのメリット】
- 比較的短期で運用を行うことができる
- 投資した後は運用期間が経過するのを待つだけなので、市場の動きなどを注視しなくてもいい
- 1万円からできるので、気軽さがある
【ソーシャルレンディングのデメリット】
- デフォルトリスクがある(元本毀損リスク)
- 投資案件があまりない場合がある
が代表的なサイトです。
ソーシャルレンディング初心者の方向けに記事を用意しましたので、ソーシャルレンディングに興味がある方はぜひ一度読んでみてください。
ソーシャルレンディングの特徴と始め方を解説しています。
資産運用・投資は必要。ただこんな人は破滅する!
資産運用や投資は人生設計を考える上で必要ですが、間違った考え方で投資をしてしまう人もいます。
その結果、財産を大きく減らしてしまうことがあるので、投資においてやってはいけないことを知っておきましょう!
短期間で大きく稼げるに飛びつく
短期間で大きく稼げるものは確かに存在します。ただ、それは「上手くいった場合」という条件付きです。
資産運用は長期的視点では徐々にお金を増やすことができますが、数ヶ月間で一気に資産を増やすことはできません。
「短期間で大きく稼げる」に飛びついてしまう人は破滅に向かってしまうので、そのようなものには飛びつかないようにしましょう。
勉強優先型と実践優先型を知っておく
いきなり株式投資で資産を増やそうと思って、株を買った場合、その多くは損をしてしまいます。
- ある程度勉強をしないと投資への参加が難しいもの(勉強優先型)
- いきなり実践してもそれほど問題のないもの(実践優先型)
この区別をしっかり知っておく必要があります。
株やFXなどは勉強優先型であり、ロボアドバイザーはロボットが自動的に運用してくれますので実践優先型です。
ソーシャルレンディングやiDeCoはロボアドバイザーよりは勉強が必要ですが、株ほど勉強しなくていいので、実践優先型としていいでしょう。
大事なのは大損しないことであり、そのためにはまず勉強すべきなのか、実践から何かを学ぶべきなのかを判断できるようにしましょう。
小さなリスクを経験しない
投資において全戦全勝を期待してはいけません。
ロボアドバイザーやソーシャルレンディングでもそうですが、マイナスになる局面が出てくる場合があります。
このような小さなリスクを経験しておくことが大事で、小さなリスクを経験しておくことで、大きなリスクを回避することができます。
大きなリスクを具体的に言いますと・・・
- 投資によって一気に大損してしまう
- 投資をしないことによって、増やせたはずの資産を増やせない
資産運用はトータルでプラスに持っていけばいいので、短期的なマイナスは気にしないことが大切です。
小さなリスクをあまりにも経験せずに行くと、気が大きくなってしまったり、反対に全く投資をせず増やせたはずの1500万円が増やせなかったりします。
少額のマイナスを経験して、「トータルで勝てばいい」という確認をし続けることが大切なのです。
分散投資をしない
Aという投資が儲かるらしいから、Aに財産の9割をぶち込むぞ!
なんてことをやっていると破滅します。投資の基本は分散投資なので、資産をいろんなところで運用する意識を持ちましょう。
1つの案件に投資をしていると、その投資でもし損をすると損の金額が半端なものではなくなってしまいます。
とにかく資産は分散することを心掛けてください。
老後3000万に株式投資・FXを生かすには?
初心者がいきなり挑戦するものとして、株式投資やFXはあまりオススメできませんが、しっかり勉強すれば選択肢になり得ます。
市場の動きを見ながらの投資になるので、難易度は上がりますが、ハイリスク・ハイリターンな投資として活用することは可能です。
勉強する方法としては
- 本をとにかく読みまくる
- 株ジャーナルなど無料で登録できるメルマガなどから情報を入手
- セミナーに参加する
お金の教養講座といった無料体験ができるセミナーもありますので、活用してみてください。
楽天証券など証券口座を開いて、情報をゲットするのも一つの方法です。
ハイリスク・ハイリターンな投資をするためにははじめにしっかりと勉強する必要があります。
まとめ:老後3000万円のためには基本を押さえて、「運用」をしよう!
老後3000万円を用意するためには資産運用をしっかり行うことが重要です。
記事にも書いたように、貯蓄と運用をしていくことによって、お金を効率よく増やしていくことができるようになります。
貯蓄だと3000万円貯めないといけないものが運用していくと、元々のお金が1500万円でも最終的には3000万円にすることができるようになります。
- ロボアドバイザー
- iDeCo
- ソーシャルレンディング
は投資の知識が全くない人が始めやすいものなので、運用の選択肢の一つとして検討してみてください。
コメントを残す