毎年2〜3月にかけて、決勝が行われるR-1ぐらんぷり。
ピン芸人達が予選から熱い戦いを繰り広げ、1人芸の頂点を取るべく切磋琢磨しています。
そこで、気になる疑問が・・・「R-1ぐらんぷりのRの意味」
M-1グランプリのMは漫才ですが、R-1のRは一体何なのでしょうか?
今回はR-1ぐらんぷりのRの意味とR-1ぐらんぷりが始まるに至った背景をまとめました。
目次
R-1ぐらんぷりのRの意味は落語
2002年、M-1に次ぐ賞レースとして、新たに設立されたR-1ぐらんぷり。
M-1グランプリが漫才のNo.1を決めるなら、R-1はピン芸人のNo.1を決めるとし、M-1の翌年にスタートしました。
R-1のRの意味は落語という意味で、実際に第1回大会では座布団が用いられました。
しかし、その落語色は第1回で終了。
R-1ぐらんぷりの第2回大会からはピン芸人の大会としての意味合いが色濃くなりました。
R-1ぐらんぷりのR意味を知らない人が増えた?
大会開始当初からR-1ぐらんぷりを見てる人はRの意味が落語だということがわかっている人もいます。
ただ、最近はRの意味がわからない人も多くなっていて、お笑いファンでもRの意味がわからない人が増えています。
大会創設から、かなりの時が経っているので、大会設立当初の記憶がない人も多め。
「Rは一体何?」とSNS上で話題になることも増えてきました。
R-1ぐらんぷりの意味合いと制度の変化
R-1ぐらんぷりは年数が経つにつれて、制度に変化を加えながら、現在まで続いています。
一番大きな変化は先述のように、座布団が敷かれた落語を意識した大会から、完全なピン芸人No.1を決める大会に変遷したこと。
これによって、「R=落語」という意味は形骸化しています。
そして、もう一つの変遷は決勝ラウンドの制度の変遷です。
主な決勝ラウンドの変遷は以下の通りです。
- 当初は決勝進出者がネタを1回行って、順位を決定するものだったが、2009年からM-1同様、敗者復活戦が導入された
- 決勝戦は当初一度のネタ披露だったが、2010年から上位3名がネタを2度披露することになり、こちらも、M-1グランプリに近づいた。
- 2011年はトーナメント方式の決勝ラウンドとなった
- 敗者復活戦が導入されて以降、一度敗者復活が廃止されたが、2015年に復活している。
など、ルールが変わっては元に戻ったり、変更したまま継続したりと決勝のルールに関しては試行錯誤が続いています。
R-1の意味は形骸化している?〜コンビ芸人の参戦〜
ピン芸人の大会ではあるものの、コンビとして普段活動している人も大会に参加しています。
- チュートリアル徳井
- 霜降り明星粗品
- 霜降り明星せいや
など、過去には様々なコンビ芸人がR-1ぐらんぷりの決勝に進出。
確かにピンで参加してますが、コンビでもピンでも参加できるとなると、「真のピン芸人決定戦ではないのでは?」という意見が!
R-1のRの意味はだんだん薄れていっている気がしないでもありません。
R-1ぐらんぷりの概要を見てみよう!
R-1ぐらんぷりの概要をまとめました
- 優勝者には賞金500万円
- 芸歴問わず。芸歴何年でも参加可能
- ネタ時間は2回戦までが2分。3回戦以降が3分。
- エントリー料2000円がかかる。
アマチュアの方でも、エントリー可能なので、1回戦は舞台に立った経験がなさそうな出演者も多くいます。
ネタを飛ばして、どうにもならなくなったりするので、そこが面白いところでもありますね!
※ 2019年からアマチュアの参戦は無くなりました。
R-1のRの意味と大会設立〜まとめ〜
R-1ぐらんぷりのRの意味とR-1ぐらんぷりの歴史についてまとめました。
R-1のRの意味は落語だということ。最初は座布団が敷かれ、落語の体裁を保とうとしたことがR-1ぐらんぷりにもありました。
今は完全なピン芸人の頂点を決める大会になっていますが、落語家さんの参加もあるこの大会。
得点制度などは毎年変わっていて、今後も変わっていくことでしょう。
R-1ぐらんぷりの今後の変化も注目です!
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