- ソーシャルレンディングで大損したくない。
- リスクをできるだけ抑えて、損をせずに運用したい。
ソーシャルレンディングに、そんな考えを持っているあなたに今回はソーシャルレンディングで大損を回避する対策をまとめました。
ソーシャルレンディングは初心者向けの投資とされていますが、同時にリスクも知っておかないといけません。
リスクを知っておかないと
- 自分の運用のリスクを知らずに、気づいたら思わぬ損をしてしまった
- 利回りの高いファンドに取りあえず投資した結果、怖くなった
なんてことがあり得ます。
投資にはリスクがつきものですが、大損は回避することができます。知識をしっかり身につけて、ソーシャルレンディングの大損を回避しましょう!

目次
ソーシャルレンディングで大損するたった一つの要因

ソーシャルレンディングで大損するたった一つの原因は一つの案件に大金を投資することです。
ソーシャルレンディングの一番の欠点は「貸し倒れ(デフォルト)」
いわゆる「貸したお金が返ってこない」という状態になることですが、1つの案件に巨額を投資した場合に貸し倒れが起こったら、資金がなくなってしまいます。
デフォルトの確率は2019年1月現在1%台と低い確率ではありますが、100万円などの巨額を投資していた場合は冗談になりません。
- 100万円を1つの案件に投資した結果、投資資金がゼロになってしまった。
- 100万円の資金が30万円になってしまい、ソーシャルレンディング乗り周りでは取り返しがつかなくなった
なんてことがあり得ます。
一つの案件に巨額を投資するのはやめましょう!

ソーシャルレンディングで大損を避ける分散投資

ソーシャルレンディングに限らず投資は分散投資が基本です。
上の画像をご覧いただくと、案件A〜案件Eの5件に分散投資しています。このように投資資金を複数に分散することを分散投資と言います。
分散投資をしておくと次のようなメリットがあります。
- デフォルト1件あたりの損失額を小さくできる
- でも、投資している額自体は変わらない
- 分散することによって、勢いだけの投資が減る
1件あたりのデフォルトの額を減らすことが何より重要です。
デフォルトが起こってからでは遅いので、めんどくさいですが、1つの案件ではなく、複数の案件に分散投資しましょう!

私の分散の基準
どのように分散するかは個人の基準になりますが、私の場合は1つの案件に投資する額は全投資資金の利回り分までと決めています。
例えば、ソーシャルレンディングへの投資資金が100万円だとして、利回りが6%の案件に投資したとします。
その場合の投資金額は6万円までということです。
これはあくまで私の基準で、実際に私がやってるのは毎月数万円を投資していくスタイルです。
- 運用資金が100万円だとした場合
- 12万円ずつ投資(6万円×2)
- 9ヶ月ほどで100万円投資
このように、毎月資金を投下していくことによって、最終的には運用資金に到達させています。(実際は100万円で運用はしていません。わかりやすくするために100万円にしました)

ソーシャルレンディング業者も分散して大損回避
ここまで分散ということを言ってきましたが、業者も分散する必要があります。
- 案件の分散
- 時間の分散
- 業者の分散
この3つをしっかり行っていくことが大事で、投資している業者が不正をしたり、倒産したりすると投資資金がなくなってしまう可能性があります。
案件と時間に関しては先ほど開設した通りですが、業者の分散もしっかり行っていく必要があります。
主なソーシャルレンディング業者をまとめました。
クラウドバンク | ・利回りは6%ほどのものが多い。 ・見やすさ・利回り・リスクのバランスがいい |
クラウドクレジット | ・海外のファンドがほとんど ・10%を超える案件もかなりあるが、その分リスクも高い。 |
OwnersBookオ | ・全件不動産担保付 ・利回りは低め ・上場企業運営で、安定感がある |
各業者について解説していきます。
クラウドバンク
クラウドバンクはリスクと利回りのバランスがちょうどよく、ファンドの数もそれなりにあります。
OwnersBookとクラウドクレジットのちょうど真ん中に位置しているイメージで、ソーシャルレンディングの投資先としては有力な選択肢の1つとなります。
分散投資の対象としてもかなりいいので、ソーシャルレンディングを始めたい人は口座を開設しておいて悪くないでしょう。
私の投資専門ブログに業者の解説記事を用意してますので、そちらや公式サイトも参考にしてみてください。
【解説記事と公式サイトは以下から】
クラウドクレジット
クラウドクレジットはリスクは若干高いですが、利回りも高めになっています。
新興国に投資するため、どうしてもリスクが高くなってしまうので、初心者が投資の中心にするのは難しい印象です。
分散投資の対象になり得ますが、初心者の方は投資の中心にしない方がいいでしょう。
クラウドクレジットに投資する場合は少額の資金投入をオススメします。
【解説記事と公式サイトは以下から】
OwnersBook
リスク面で最も安心感がある業者がOwnersBookです。
- 全件不動産担保付
- 上場企業が運営
というのが強みで、利回りは若干低いもののリスクをできるだけ抑える運用をしたい方向けのソーシャルレンディング事業者です。
案件があまり多くなく、応募の終了が早いという点もありますが、募集開始時間を把握しておけば、問題なく投資できます。
こちらも別記事の解説がありますので、公式サイトと一緒に参考にしてみてください。
【OwnersBook解説記事と公式サイトは以下から】

新しい投資fundsの登場!ソーシャルレンディングとの類似点と違い
2019年に新しい投資fundsが登場しました。
ソーシャルレンディングと似ている点が多いことから、何かと比較されることが多いんですが、ここではその2つの類似点を違いを見ていきます。
主な類似点と違いは以下の通りです。
類似点 | 運用期間が決まっている | ファンドにお金を貸すスタイル |
違い | 利回りの大小 | 損失が出た際に負担するの投資家か関連会社か |
では、詳しく見ていきましょう!

運用期間が決まっている
投資する前から運用期間が決まっているのが共通する特徴です。
案件A | 案件B | |
運用期間 | 1年 | 8ヶ月 |
利回り | 5.5% | 7% |
この表のように、あらかじめ運用期間・利回りが決まっていて、そこに投資していきます。
ファンドにお金を貸すスタイル
お金の貸付を行うスタイルは両者ともに一緒です。
事業や会社に投資して、その利子分をリターンとして受け取る仕組みは変わらず。
fundsがソーシャルレンディングに似ていると言われるのはこのあたりが理由です。
利回りの違い
利回り的にはfundsよりもソーシャルレンディングの方が高いです。
なので、リターンはソーシャルレンディングの方が得れるわけですが、実際に損失が出た際のリスクではfundsの方が低め。
高い | 低い | |
リスクの高さ | ソーシャルレンディング | funds |
利回り | ソーシャルレンディング | funds |
と分類できます。
fundsの場合は運用が始まって、間もないので、推移を見守る必要ながありますが、現状はこのような分類です。
fundsのリスクがやや低い原因はこのあと説明します。
貸し倒れ(デフォルト)が起こった際の負担の違い
実際に損失が出た時にソーシャルレンディングとfundsで負担するところが違います。
- ソーシャルレンディング:投資家が負担
- funds:関連会社が負担
ソーシャルレンディングの場合は投資家の負担になる貸し倒れですが、fundsの場合は関連会社負担となり、そこがリスク面での差になります。
ソーシャルレンディングの方が投資家の負担が大きいので、貸し倒れの際のリスクは大きくなります。
リスクの低さを取るなら、fundsも有効です。
【fundsを公式サイトで見たい方は以下から】
ソーシャルレンディングで大損を避けたい人は1円から投資できるfundsとの併用
funds最大の特徴は最低投資金額が1円だということです。
ソーシャルレンディングとやり方はほぼ一緒なので、fundsを使って一度1000円などの少額を投資して、勉強するというやり方もできます。
分散投資の1つとしても活用しやすいです。
ソーシャルレンディングと上手く併用して、運用を進めていくといいですよ。

ソーシャルレンディングのメリット
ここまでは大損しないための方法を紹介しました。
「そんなに大損のことばっかり言ってると、メリットはないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、初心者にとってかなり始めやすい投資です。ここからはソーシャルレンディングのメリット面について紹介します。
利回りがいい
株やFXと比べると利益面は落ちますが、それでも利回りはかなりいい方です。
5%〜10%の利回りが多いということは1年間100万円を運用した場合、105万円〜110万円になる計算です。
普通にお金を貯めていくより、投資の経験をしながら、リターンを得ていく方が人生経験的にもいいです。
コツコツ増やしていくタイプの投資ではありますが、価値はかなりあると言っていいでしょう。
市場の変動などを注視する必要がない
ソーシャルレンディングは知識がそんなに必要ないのもメリットです。
株やFXは市場の動きに左右されるので、初心者にとってはかなり難しい判断が迫られます。
しかし、ソーシャルレンディングは1回投資したら、そのままほったらかし。
市場の動きなどをチェックする必要はないんです。単純に言うと「お金を貸すだけ」
なので、投資の中では知識がかなりいらない投資だと言えます。

1万円から投資できる
なぜ、知識なしで投資できたかというと最低金額が1万円だからという点もかなり大きいです。
1万円なら勉強代ぐらいの感じでいいかと思えました。
それから投資金額を10万円単位で増やしていきましたが、最初1万円で始められるのも大きなメリット。
「貯金する予定だった1万円をソーシャルレンディングに回してみるか!」
ぐらいの感じで始めることができます。

まとめ:似た性質のあるソーシャルレンディングとfundsに分散して大損回避・上手に運用!
ソーシャルレンディングをやる際は分散してさえいれば、多少の損失はあるかもしれませんが、大損というのは避けられます。
なので、必ず分散投資しましょう。
分散する対象は結構たくさんあるので、ソーシャルレンディング業者を有効活用して、有意義な分散投資を行なってくださいね!
投資も上手く活用して、資産を着実に増やしていこう!